@完全確率による抽選マシーン


 店と客と設定



「設定1でも勝てる」こういう言葉を聞きます。

その論法はこうである。
壱:設定1でも確率にもとづいているのであるから、収束する方向に向かう。
弐:つまり、設定1だからといって永久にマイナスということは有り得ない
参:実際に出玉データを見ると、マイナスの後に出てることは普通にある。
四:出玉推移を見て、出そうな台を狙い打つ。
五:失敗もあるが、最終的にプラスとなり勝利。
六:マイナスとなった場合は読みが甘かった。
七:そもそも、ギャンブルとはその読みが当るか否かである。
この論法の何が違うのか?分かりますか?
いや、いきなり否定する前に、疑問は出てきませんか?
この論法で私が疑問に思うこと。
それは、「プラス」とか「マイナス」がどの時点で決まるのか?ということです。

「そりゃ、閉店時だよ」「帰るときに決まってる」色々ありそうですが、
大事なことは、「パチスロの収支」としてこれが成り立つのか?という疑問です。
つまり、年間84万G打った時プラスなのか?ということです。

以前、パチスロの「統計」はパチスロの収支であると述べました。
ここが、非常に重要であり、どの時点での収支かということを考えなければなりません。
上の「設定1でも勝てる」のヤメ時は、「出玉グラフが下がり始めたとき」が正解です。

ところが、どうあがいても、84万G打った後(一年後)この人の収支はマイナスなのです。

何故か?

論法の前提となっている、
「壱:設定1でも確率にもとづいているのであるから、収束する方向に向かう。」
つまり、収束する方向に向かう(収束するとは言いません)からなのです。

店の側に立って考えてみましょう。
店からすれば、設定1を多く入れたほうが当然儲けは大きくなります。
ところが、設定1=マイナスが決定しているようでは困ります。
設定1はマイナス、設定3はチャラ、設定6はプラス、
そんな台は誰も必要としない。客も店も。
設定1なのに、勝つ客がいる。
設定6なのに、クソ台のごとく振る舞い、突然吐き出す。
あるいは、設定6でもバレバレではなく、3人目の客が突然出す。
それを見て「あの台も狙い目か?」などと台移動したりする。
こんな展開があるからこそ、設定1かもしれなくても、客は台に座り、店が満員になる。

「確率」通りでない(正確な表現ではありませんが)台の挙動が、パチスロというものを
面白くし、決して全台設定6ではありえないパチンコ店が、満員御礼となるのです。

一言忠告します。
「設定1でも勝てる」、そう考えて「良いお客様」とならぬように。
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